システムエンジニアは転職するだけで年収が上がる?!

個人的な話にはなりますが、つい最近転職しました。
前の会社の仕事内容に嫌気がさしたこと、給料が圧倒的に低くて関東圏で生活していくことが難しいと感じたこと、などが転職理由です。


人生初めての転職だったこともあり、右も左も分からず、今の会社に入社決定するまでに随分と苦労しました(笑)



ただ、今の時代はIT技術者不足が叫ばれていることもあって、年収は大幅にアップさせることが出来、僕の人生初転職は、なんとか成功で終わらせられたのかななんて思ってます。



そこで、僕のように転職を迷っている方のために、転職時に気をつけたいことや、利用した方が良いサービスなどを残しておこうと思います。
1人でも多くの転職難民エンジニアの役に立てれば嬉しいです。


システムエンジニアが転職したら年収上がるよ!

システムエンジニアは今売り手市場なこともあり、転職で年収が上がる可能性は高いと言えます(2018年末現在)。
もちろん絶対上がるとは言い切れませんし、これまでの職歴にも左右はされますが、基本的なIT知識を持ち、何かしらの運用や構築経験があれば年収交渉も比較的しやすいのではと思います。



アプリでもインフラでも良いので、プロジェクトマネージャー経験のしている方であれば、相当良い待遇を期待できるのではないでしょうか。
年収にすれば600万円は固いと思われます。



僕の場合、交渉術に自信がなかったので、後述する転職エージェントさんに年収交渉は丸投げしちゃいました。
僕自身、IT技術者としてのスキルは決して高くありませんでしたが、それでも前職より年収は100万円以上アップしましたよ。

嫁と子供を養いつつ、毎月ある程度の金額を貯金に回せる程度には収入が潤いました。


転職時に利用したいサービス

僕は人生初の転職活動ということもあり、転職サイトのみの利用で行うことには大きな不安がありました。



人生で何度も転職を経験されている方なら、企業研究や面接の申し込みなど、滞りなく実施することは可能でしょう。
ただ、これまでに転職した経験がない場合、初めての転職活動を、日々の仕事の合間に試行錯誤しながら進めるというのは、かなりの精神力と体力が必要になります。

そのため、利用できるものはとことん利用する覚悟で臨みました。


転職エージェント

人生初の転職であれば、絶対に転職エージェントは利用すべきだと思います。



転職エージェントの素晴らしいところは、転職サイトで応募しても門前払いされるような企業であっても、エージェント経由であれば、一時面談まで漕ぎ着けられる可能性があるところです。



全ての転職エージェントがそうとは限りませんが、転職エージェントのサイトに登録すると、
最初にエージェントとの面談が設定され、そこで自分の希望年収や希望職種、今後の展望などを聞いてもらえます。



それらの情報を元に、エージェントさんから企業さんへ面談希望の提案をしていただけるため、自分1人で転職サイトから面談申し込みを行うよりも、心理的な敷居が下がりますし、企業としても面談前に応募者の人となりが分かるため、面談を設定しやすいんですね。



また、内定がもらえた後に年収の交渉を行う際も、自分では強く出れないという時に、エージェントさんから希望年収を提示してもらうということもできます。



僕のように、お金に関わる交渉が苦手な方には、とても心強く感じると思います。


転職口コミサイト

転職関連の口コミサイトは、企業の内部事情を知る上ではかなり有益な情報を得ることができるメディアです。
現在その企業に勤めている方、過去に勤めていた方のコメントが大量に寄せられており、良い面や悪い面を客観的に知ることができます。



目を皿のようにして企業のホームページを読んだとしても知り得ない情報が、口コミサイトではゴロゴロと転がっているため、気になる企業がある場合は口コミサイトで調べてみるのを強くオススメします。



サイトにもよりますが、その企業の社員のモチベーションや風通しの良さ、待遇面での満足度など、様々な角度からポイントをつけていたりするため、転職活動において自分が重視しているものを中心に企業分析を行うことも可能です。




よく、口コミサイトには退職者のコメントが多く集まるため、企業のネガティブな情報が集まりやすいと言われることもあります。

しかし僕が見たところ、世間一般にホワイトだったり、待遇が良いとされている企業の口コミはポジティブなものばかりであり、逆にブラックと言われている企業の口コミは酷いものばかりでした。



ですので、口コミサイトの情報にある程度偏りがあったとしても、悪い企業の口コミは悪く、良い企業の口コミは良いものになる傾向があると言えます。参考にするには十分な価値があります。


面接時のポイント

僕が面接時に気をつけたポイントを記載します。
すべての企業面接で通用するわけではないと思いますが、内定をもらった際に好印象を与えていたらしいポイントです。


未来を語る

これは当然ではありますが、これまでどんなことをやってきたのか、どんな経験を積んできたのかをアピールすること以上に、『これから先、どんなことをやっていきたいのか、どんなエンジニアになりたいのか』ということを明確かつ具体的に説明できる必要があります。



数年でもエンジニアとして働いてきた場合は、尊敬できる上司や、憧れの先輩などがいたと思いますので、そういった方の人物像に未来の自分を重ね合わせて話すのも良いと思います。

もしこういった存在がいない場合は、TwitterなどのSNSで現在活躍しているエンジニアを探してフォローし、未来の自分像として模倣するのも良いです。


手帳を広げつつ質問

面接官が、僕との面接時に受けた印象を後から聞くことがありましたが、意外と「手帳を広げながら面接する」ことは、高評価を得ているようでした。



僕自身は主に、手帳をカンペとして利用し、面接時に聞いておきたい質問や、面接官に伝えておきたい自己アピールポイントなどを箇条書きにしていました。そして、面接官から言われたこと、企業側のアピールポイントも、丁寧に書くようにしていました。



そうやって手帳を確認しつつ、手帳に書き込みつつの姿勢が、面接官の目には『真面目』『マメ』『丁寧』などに映ったのだと思われます。



注意点としては、すべての面接官が手帳を開きながらの面接に好印象を持つという保証はないため、面接開始時に「手帳を開きながら面接をしてもよいか」の
確認をしておいた方が良いでしょう。


付箋を使った企業研究アピール

初回面接時に企業の詳細が記載されたパンフレットや紙の資料をもらうことがあります。

志望順位の高い企業である場合、もらった資料の内容をしっかりと確認することはマストですが、できれば確認・企業研究したことを面接時にアピールしたいと思いますよね。



僕の場合は、初回面接時に貰った資料に目を通し、気になった点や確認したい点を付箋にメモして資料に貼り付け、2回目以降の面接に持参していました。
そして、面接終了前の質問タイムに、これらの紙資料と付箋を出しつつ、面接官に質問をしていました。

こうすることで、その企業への志望度が高いことをガッツリとアピールすることができるだけでなく、『真面目』『マメ』といった良い印象も与えることができます。



事実、第一志望企業の面接官が僕に対して、これらの良い印象を持ってくれていたことが、転職エージェントさん経由で伝わってきましたので。




転職活動に割ける時間が限られている場合、紙資料の確認や企業研究のやりこみ度合いは、その企業の志望度合いで大きく差をつけても大丈夫だと思います。



僕の場合、第一志望の企業の資料は、面接前日に何時間もかけて読み込みましたが、優先度の低い企業のものは、面接1時間前に、喫茶店でコーヒー飲みながらさらさらと読み流した程度でした。


選ばない方がが良い会社

転職活動を続けているうえで、ここはやめておいたほうが良いなと感じた企業がいくつかありました。
それらの企業に共通していた項目を書き出してみます。

あくまで個人的な見解ですので、参考程度にお願いします。


口コミサイトの評価が低い会社

上述しましたが、口コミサイトでネガティブな口コミが多い会社は、それ相応の理由があると考えて間違いないです。

個人的には、5段階評価で 3.5以下の評価がつけられている会社は、敬遠していいのではと考えています。
少なくとも今いる会社の評価点よりも高い評価を得ている会社を選ぶべきでしょう。



ちなみに僕は以下の転職口コミサイトを参考にしました。
Vorkers



すべての口コミを見るためには、自分の所属する(していた)企業の口コミを入力する必要がありますが、転職する直前の時期なので、意外とスラスラと書けちゃうと思います(笑)。



「社員の士気」「待遇面の満足度」などで企業を評価できるほか、各項目ごとに業界内ランキングも見ることができますので、同業種で優れてい企業を探すのが捗りますよ。


給料が低い会社

仕事をする以上、その対価としてもらえる給料が高いに越したことはありません。

お金が少ないことで生活に不便を感じてしまうと、それが精神面に悪影響を与え、結果的に仕事のパフォーマンスにも悪影響を与えるようになってきます。

口コミサイトでも、ある程度年齢ごとの給与体系を予想することができますし、転職エージェントさん経由で調べてもらうことも可能ですので、念入りに事前調査しておくことをオススメします。


会社ホームページが胡散臭い

ボンヤリとした表現ですが、会社のホームページが胡散臭いところは辞めた方が良いです。



「人間力」や「チーム力」、「やりがい」などの言葉で社員を鼓舞しようとしているところは、無茶な精神論で社員を鼓舞しようとする傾向があるように思います。



実際、人間力やチーム力などは大切ですし、働くことによって社会や人に貢献し、充足感を得ることができる側面もあるため、あながち間違ったことを言っているとは言いません。



しかし、どんな綺麗事を言ったところで、例えば福利厚生が充実していなかったり、基本給が雀の涙程度だったりして生活に困窮している社員には、微塵も響かないんですよね。



自分の生活に満足し、心に余裕があるからこそ、仕事で真価を発揮して仕事を楽しむことができるんだと思います。
ここを誤魔化して社員を鼓舞しようとしても、絶対に無理があるんですよね。



今回退職した会社もまさに、こんな感じの会社だったんですね。なのでキッパリと辞めました。



入社前後のギャップなども、転職口コミサイトである程度はわかりますので、参考にしてみるとよいでしょう。



Vorkers


最後に

ここまで、僕の転職活動の経験についてツラツラと書いてきましたが、転職活動について非常に有益な情報を発信しておられるブログがありましたので、以下に紹介しておきます。(ぼくは転職活動終了後にこのブログを知りました・・・)



転職アンテナ



このブログの著者さんは、転職を何度も経験された上で、年収を大幅に上げることに成功されています。
転職活動の戦略についても学ぶことが多くありますので、今後転職を考えている方にはバイブルになると思います。

著者の moto さんは Twitter でも精力的に活動されている方ですので、フォローしておくとよいでしょう。



転職は人生の大きな分岐点となりえる重大なイベントですので、悔いの残らないようにシッカリと準備をし、ぜひ成功させてくださいね!

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