貯金できない男が成功した低収入でもコツコツ貯金できる方法

告白しますが、僕は社会人3年目でも貯金が20万円程度しかないような、典型的な貯金の出来ない人間でした。

当時、給料がそんなに多くなかったということもありますが、基本的に貰ったお金のほとんどを使い込んでしまい、月末にはほとんど残っておらず絶望する・・・ なんていうことを繰り返していました。



当時勤めていた会社は基本給が低く、その帳尻合わせにボーナスをやや多めに出すという会社でした。そのため、毎年2回のボーナス直後は、一時的に口座残高は潤っていましたが、毎月の生活はそんなに余裕がありませんでした。

税金や諸々差し引かれた後に残る金額が 160,000 円くらいしかなかったので、関東圏に住み続けるには中々辛かったですね。



あと、これは完全に個人的な甘えだと思いますが、仕事のストレスを毎日お酒で解消(しようと)していました。
これもかなりの浪費だったため、正直、お金なんて貯まるわけありませんでした。




そんな僕ですが、今現在では毎月30,000円以上を貯金(確定拠出年金含む)に回すことが出来ており、口座残高は着々とプラスに膨らみ続けています。

転職したことで若干収入が増えたということももちろんありますが、貯金ができるようになったことは、ある習慣を変えたことによるところが大きいです。

今回はその習慣についてご紹介します。


貯金ができる習慣 = 最初に貯金額を退避すること

章見出しにある通り、貯金を作ることができる習慣の唯一にして最大のポイントは、『収入があった時点で貯蓄金額を退避すること』です。

会社の給料日が毎月25日なのであれば、25日の帰宅時に、給与が振り込まれた口座から貯蓄用の口座へ一定額のお金を移してしまうわけです。

そして、残ったお金から生活費や趣味のお金などを捻出するようにします。

そうすることで、使えるお金の上限が常に意識されるようになり、自然と浪費が少なくなるだけでなく、毎月少額であっても着々と貯金残高が増えていく、という状況を作り出すことができます。



貯蓄金額として退避する金額はいくらでもよく、現在の収入や生活費から算出します。

住んでいる地域の物価や趣味、家庭の有無など各々の都合にもよりますが、大体以下の金額は貯蓄に回せると思います。
(金額は僕個人の感覚ですので、貯蓄金額に正解などはありません。)


  • 手取り18万円 ・・・ 貯蓄1~2万円
  • 手取り20万円 ・・・ 貯蓄2~3万円
  • 手取り25万円 ・・・ 貯蓄3~5万円
  • 手取り30万円 ・・・ 貯蓄4~8万円
  • それ以上は多ければ多いほど良い!



毎月いくら貯蓄に回せそうなのか?を判断するためには、まず毎月の消費内容を洗い出し、節約できそうな金額を割り出すとよいです。



僕の場合、毎月3万円はお酒に費やしていましたが、ここを削って貯蓄に回すようになりました。
最初は物足りなく感じますが、限られたお金の中でやりくりしなければならないという抑制が自然と働き、現在では、毎月貯蓄しつつそれなりに好きなお酒も楽しめるという状態に落ち着きましたよ。



現時点でかなりカツカツだという方でも、毎月3,000円程度からでよいので貯蓄口座に回す習慣をつけておくと、浪費を控えるように意識が変わりますよ。


貯蓄用口座は別途用意する

貯蓄を退避しておく口座は、別途作成しましょう。



当然ながら、生活費を管理したり、会社のお給料が振り込まれる口座にお金を残しておくというのは、貯金額を退避していることにはなりません。

入出金が頻繁に行われる口座にお金を退避しても、ついつい使ってしまうことになりかねませんから。



貯蓄口座は、普段はまったく出金することがない口座であるべきです。

出来れば簡単に引き出せないように、普段キャッシュカードを持ち歩かなくても済むような口座とし、通常の口座より出金手続きが面倒な口座を選ぶとよいでしょう。例えば、ワンタイムパスワードを使用しないと出金手続きができない、など。



貯蓄用口座としてのオススメは、やはりネットバンクです。

ネットバンクは実店舗がないため人件費がなく、メガバンクと比べても引き出し手数料や振込手数料が安く、金利が高いことが多いです。

また、メガバンクが提供しているインターネットバンキングのサービスよりも、管理画面などの操作性や見易さが段違いに良いです。



以下、ネットバンクのメリット一覧です。

  • パソコン上で取引できる
  • ATMからでも取引できる
  • 金利が比較的高い
  • 手数料が比較的高い(場合によっては0円とかもある!)



僕個人が使用しているネットバンクは以下の2つです。
これらのうち、ジャパンネット銀行を貯蓄口座として利用しています。



ジャパンネット銀行の場合、パソコン上から出金や送金取引をする際に、ワンタイムパスワードと呼ばれるものを使用しています。
口座のパスワードとは別に、取引の際に一時的に発行されるパスワードを入力しないと、出金・送金できない仕組みになっています。

これが結構面倒臭く(笑)、自然とジャパンネット銀行に入れたお金は使わなくなり、お金が貯まるわけです。



もちろん楽天銀行などほかのネットバンクは多々ありますので、お好きなものを使用すればよいでしょう。


自動送金設定をする

貯蓄退避口座を作ったら、次はお給料が振り込まれる口座で「定額自動送金」の設定を行いましょう。

大抵の銀行には、毎月決まった日に決まった金額を決まった口座へ送金する、『定額自動送金』なるサービスが用意されています。



このサービスを利用すれば、例えば毎月25日の給料日になったら、お給料口座から●●万円を貯蓄退避口座へ自動的に退避してくれて、自分でいちいちお金を動かす必要がなくなります。



別途、自動送金の手数料などがかかりますが、お金の退避し忘れを防ぎ、冷徹かつ着実に(笑)お金を貯めてくれますよ。


マネーフォワードで貯金を管理

ここまでの方法で、毎月お金が自動的に貯金として積み立てられるような仕組みは出来上がりました。
あとは、これを視覚化し、常に口座残高を手軽に確認できる状態にしておきましょう。



貯金されていることを視覚化するには、スマホの『MoneyFoward(マネー・フォワード』というアプリを使います。

MoneyFowardに各銀行の口座情報を登録しておくと、いつでもどこでも、口座にログインしなくても残高を確認したり、お金の使用用途を確認することができます。

口座残高をたまに確認するだけの利用であれば、MoneyFowardは基本的に無料で使用できます。
(詳細な家計簿機能や口座残高推移のグラフ化など、プレミアム会員になることで利用できる機能もあります)



マネーフォワードの詳しい説明については、以下のサイトがわかりやすく解説されていますよ。

『マネーフォワード』使い方完全ガイド




毎月一定金額が貯蓄口座へ振り込まれる状況を作ったら、後は生活をほんの少し切り詰めて生活していくだけなのですが、やはり貯金というものを継続して実施していくためには、ある程度モチベーションの維持が必要になりますよね。

そのモチベーション維持に効果的なのが、定期的に貯蓄金額が増えていっていることを目視することです。

MoneyFoward でコツコツとたまっていくお金を見てニヤニヤしつつ、頑張って貯金しましょうね!


まとめとポイント

今回ご紹介した強制的に貯金をする方法ですが、最大のポイントは、収入を得た直後のタイミングで貯蓄用口座へお金を退避してしまう、ということです。

後で残ったお金を貯金するのではなく、貯蓄用(人によっては投資資金)を先に確保し、残ったお金で生活費やクレジットカードの支払いをするということです。



これは『金持ち父さん 貧乏父さん』という有名な書籍の中でも記載があることですが、お金が貯まる人やお金持ちになる人というのは、「資産を増やすこと」へのお金払いを最優先に行います。

娯楽や生活費、借金返済への支払いは後回し。
まずは「資産」を増やすことにお金を使う。



そうすることで、いつの間にか貯金が貯まり、投資資金ができ、自分が働かなくてもお金がポケットに少しずつ入るようになってくるはずです。

そして、少しずつ資産が増えてくると、その資産からお金が発生するようになりますので、どんどん生活が楽になり、毎月貯蓄や資産増強へ回せるお金も増えてくるのです。

人類の最大の発明の一つである、『複利』というやつですね^^




私自身、まだまだ資産は少ない状態ですが、将来的には資産運用のみで生活できることを目指して、今日もせっせと貯蓄を頑張っております。



これまで貯金ができないと嘆いていた方も、少しずつでよいので、資産を増やす方向へ行動してみてはいかがでしょうか。

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